突然ですが皆さん、夜に出かけるのって好きですか?
俺は結構好きです。いい年こいてこんなこと言うのもアレなんですが、わくわくした感じがするんですよね~。
人間は大抵昼間に一番活動するわけじゃないですか。それが普通(学生の頃はそうでもなかったけど…)。それが夜に活動を開始するとなるとちょっと違う。それが旅行の出発ともなれば尚更なわけですよ。
今回の旅行以前に夜に出発した旅行はムーンライトえちごがまだ定期列車だった頃の2回のだけです(新潟の旅、true tearsの舞台探訪、聖地巡礼の旅)。少ないですねえ…でも、そのどちらも面白い体験ではありました。
旅行というジャンルを取り外し、「夜に出発する」ということに着目してみると一番印象に残っているイベントは小学生の頃に行った釣りの思い出でしょうかね。原体験ってやつでしょうか?(他にもいっぱいあるような気はするのですが…。)
朝夕の時間帯が一番釣れるので、遠い場所に釣りに行く場合は前日の夜から現地入りする場合が結構あります。そのときは朝一から釣りを始めるためダム湖に行ったのですが(叔父といとこと一緒に車で行きました)、山の中で灯りが無く、天気が良かったために星がこれでもかというほどに見えて(明るすぎて寧ろ気味が悪かったくらい)とても印象的でした。
正直言ってしまうとかれこれ20年近く昔のことなので、そのときの星空は水に垂らした水彩絵の具の如く淡いものになってしまっているのですが、当時の俺が受けたわくわくしたような強烈な印象だけは今でもはっきり覚えています。
その体験があるからこそ、夜にどこか知らない場所へ出かけることが今でも楽しいのかもしれません。
今回の旅で初めて寝台列車を使ってみて、そんなことを思い出していました。ゆったりとした時間の中に身を置き、どっぷりと思い出に浸ったり食事をしたりウイスキーを飲んだり…色々なことが出来る寝台列車の旅にはまってしまいそうです。