翌朝、天気は小雨。仕方ない。気を取り直し、朝風呂浴びて朝ごはん。朝から刺身!は正直慣れた(ぉ)。そしてゆっくり目の時間で出発。山に行くとかじゃないのでねw

そして向かうは宿根木!県道45号を進み、途中から国道350号。小木の港で再び県道45号に乗って「佐渡国小木民俗博物館」へ。

佐渡国小木民俗博物館内部
佐渡国小木民俗博物館内部。旧小学校校舎だったんですねー。

千石船
千石船。これそのものは復元された船であって海に浮かべるものではないそうですが、その昔はこういう船で本当に海に出ていたんだそうな。
いくらでかくてもさすがに勇気いるなー。

博物館を見た後はいよいよ宿根木の街へ。博物館から徒歩で向かいました。近いですよ。

宿根木の有名なアングル
そして、これが宿根木の有名なアングル。

手元に1952年9月15日発行の岩波写真文庫第73巻「佐渡」があるのですが(復興版じゃない、当時のものですよ!)、これにも似たようなアングルで撮影された写真があります。曰く、「宿根木 - 小木より約8粁。漁師と船員と船大工の村。豊かな村。石佛のある村。美しい屋根の村。」と。

屋根の上に石を載せているタイプのもの―「石置木羽葺屋根」―が昔ながらの屋根のつくりなのですが、岩波写真文庫の写真と比べるとやはりずいぶん少なくなってしまっている様です。今では景観保護のため、現時点でこの伝統的な屋根になっている家屋は瓦葺には変更できないようになっているそうです。

小木町宿根木
小木町宿根木。小木の一部ではありますが、小木とはずいぶん雰囲気が違います。

上の写真の位置から、町を迂回するルートで海岸まで出ました。

船つなぎ石
船つなぎ石。江戸時代からあるものなんだそうな。上記の岩波写真文庫の写真にも写っているのが確認できます。

宿根木は近年JRのポスターにもなっただけあって(?)人気があるようです。観光バスが常に入れ替わり立ち代り観光客を連れてきていました。狭い街に、人がひしめき合います。

宿根木の町並み
宿根木の町並み。いやー、石畳って良いっすよねぇ。

清九郎の家からの眺め
こちらは清九郎の家からの眺め。石置木羽葺屋根が良く見えます。ちなみに、右奥の緑の壁の建物は旧郵便局、左側の茶色い壁の建物は蔵です。

Wikipediaにも書いてありますが、こちらは幕末から明治にかけて財をなした有田久四郎家が石塚清九郎に売却したもの。有田家が廻船業で稼いだ金は相当なものであったらしく、外見は質素そのものですが中身はとてつもない豪邸でした。説明してくれたおじさん曰く、この家に使われている材木は、今となっては金を出せば手に入るような代物ではないとのこと。当時だって、とんでもない値段がしたのでしょう。贅を尽くしたすごい建物でした。

あと上の写真で「蔵」って書いてますが、これは中に蔵があってその外を杉板で覆っているので見た目がこんなことになっているんですね。海が近く潮風に弱い漆喰を守るためにこのような構造になったのだとか。

旧郵便局
清九郎の家から出て、旧郵便局前で。おいそこのクソ電柱っていうかワイヤー、fxxx off!(ぉ

デスティネーションキャンペーンで有名な三角家
JR東日本のデスティネーションキャンペーンのポスターで有名な建物。吉永小百合さんが写ってたアレです。

みんなめっちゃ吉永さんの真似して写真撮ってたな~。かくいう我々も例のポーズで写真とって遊んでましたが。ちなみに、ここは引きがあんまり取れなくて28mmでもこんなもんでした。20mmだと広すぎな気がするし、24mmくらいがあれば良いんじゃないすかね。

塩看板
ちなみに、この三角家は塩屋さんだったっぽいですね。今はお金払えば入れる資料館みたいなものになっている「らしい」です。
「らしい」というのは我々が行ったときはお休みで、実際には入っていないのですorz

道祖神?
道祖神ですかね?長野じゃよく見かけますが…って、道祖神は全国区だし珍しいわけではないか…。

お客さんが減った隙間を狙って撮影。
団体のお客さんがいなくなった隙を狙って再度町並みを撮影。濡れた石畳、ええのぅ~。

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